文字幕・式幕の設置方法いろいろ
入社式や内定式、イベント大会幕などに使う文字幕は基本短期使用の為、縫製などを施していないので横断幕と比べて幕自体が軽量となっており、両面テープや押しピン、マグネットなど横断幕と比べてカンタンに設置が可能です。
目立たない画鋲
しっかりと固定をご希望の場合、画鋲での設置も可能です。当店でご用意しておりますピンは頭部分が白くなっており目立ち難い商品となります。



実際に[目立たない画鋲]で入社式幕を設置し、少し離れた所から見ると画鋲はほとんど目立ちません。

更に長く入社式幕をお使いいただくために、入社式幕に5mmのハトメ穴加工をお勧めしております。ハトメ加工を施しておくと、直接画鋲で横断幕を指さないので画鋲による指し傷も付かないのでお勧めです。
通常の横断幕用のハトメ穴は直径12mmの物を使用しますが、画鋲設置用のハトメ穴として内径5mmタイプの物をご用意しております。
このハトメ穴は画鋲の頭部分とほぼ同じサイズで画鋲を指すとほぼハトメ穴が見えなくなります。
【まとめ】壁に針を刺す事が出来るのであればしっかりと入社式幕を固定でき、遠くからでも画鋲が目立たず、スッキリ見栄えの画鋲設置はお勧めです!
両面テープでの設置[コマンドタブ]
壁面に画鋲などを指せない壁面に1日程度の利用なら簡単に設置可能な両面テープでの設置がおすすめです。
両面テープはテープの種類によって貼れる箇所が明確に決まっているのでお客様の取り付け壁面が実際に取り付け可能か確認頂く必要があります。
実際に色々な両面テープを入社式幕に張って取り付けテストをしてみました!こちらの記事もご覧ください
様々な両面テープを入社式幕に貼り付けテストをした結果、入社式幕や内定式幕を塩ビや両面テープで取り付ける方法として、当店ではコマンドタブでの取り付けをお勧めしています。もちろん使用される壁面との相性があるのですべての場所で“コマンドタブ”での取り付けがおすすめという事ではありません!
コマンドタブをお勧めしている理由はしっかり貼りつくという事と、簡単に剥がせるという事です。
一般的な多目的両面テープでテストを行ったところ、ターポリン生地には問題なく接着しましたが、しっかりと接着しすぎる為ターポリンから両面テープを剝がす事が困難でした。[毎年利用されるならテープは剥がして保管ください。]
※当社の事務所の壁では一般的な多目的両面テープで設置した所、半日程度で横断幕が剥がれ落ちてしまいました。
ただ、コマンドタブはそのままだとターポリンへの接着ができないのでターポリン地の両面テープ貼り付け箇所へラミネート加工を施します。ラミネート加工を施す事でコマンドタブをターポリンに取り付ける事ができました。
コマンドタブをご購入頂かなくても、入社式幕や内定式幕の裏面にラミネート加工を承っておりますので、ご希望の際はお気軽ににお申し付けください。
【まとめ】設置する壁面と両面テープの相性を確認すれば両面テープでもしっかり設置可能!ターポリン素材の入社式幕は3000mm×400mmで約1kg程度の重さがあるので耐荷重もしっかり確認してご使用ください。
パイプやバトンを通して入社式幕を設置[袋縫い加工]
ホテルの会場やホールを借りて入社式や内定式を行う際、会場に横断幕を設置する“吊りバトン”という昇降機の備え付けがある場合やパイプを通して設置する際に施す加工に[袋縫い加工]があります。
袋縫い加工は入社式幕の上部に袋状の加工を施し、袋部分にパイプを通して式幕を設置します。パイプの直径によって袋縫い加工の幅が異なります。
パイプの直径[取付具などを含む]をご連絡頂いたらパイプが通るサイズを計算してお伝えしております。お問い合わせの際にお気軽にお申し付けください。
もちろん入社式幕の下部に加工する事も可能です。
横断幕のハトメ加工(周囲縫製加工)
横断幕で多く利用されるハトメ加工。
ハトメとは布やビニール、紙や皮など様々な素材に空けた“穴”が破れて広がらないようにするための補強用金具。横断幕はハトメ加工で開けた穴にロープを通して横断幕を設置します。ハトメをせずにロープを通して設置すると穴がどんどん広がって破れてしまうのを防ぎます。
横断幕以外でも靴紐を通す穴やテントなどのロープやペグを固定する為の穴やベルトの穴など、穴を引っ張って使用する場合に使われます。
断幕の場合、ハトメと合わせて幕の周囲を補強縫製する事でよりロープなどで引っ張った際に破れにくくするのが一般的です。当店でも通常の横断幕の場合、縫製の際にロープを入れ込む事で更に破れにくく加工しています。
ただ、このハトメ加工・周囲縫製加工は遠くから見ると問題ありませんが、近くで見るとターポリンにロープを入れ込んで縫製した分少しゴツゴツしてしまうのと、ピンっと引っ張って固定しないと縫製ヨレが出てしまいます。

通常の横断幕の利用とは異なり入社式幕や内定式幕は短期での利用となることと、屋内で使う事が多いため、ロープで引っ張って固定する事も少なく、強度を高める必要が無いことが多いため、入社式幕などの式幕は基本縫製加工をせずスッキリした仕上がりにしています。
もちろん、ご指示頂きましたら周囲縫製加工も承っております。