安全標識のカラーってなに?

数年前から車の運転をしたり街を歩いていたりすると「あれ?標識の色が変わった?」と思うことがありませんか?実は約5年前の2018年4月に東京オリンピックに向けたグローバル化と多様化にともなってJIS安全色の色の見え方が変更になりました。今日はよく目にする安全標識の色のあれこれと当社の取り組みをご紹介します。

 

安全標識に使われる安全色は6色と補助色(2色)で決まっています

道路上でよく目にする安全標識に使われるカラーはなに色が使われているかご存知でしょうか?安全標識にはJIS(日本産業企画)が定める安全色「JIS安全色」が使用されています。「JIS安全色」として「赤」「黄赤」「黄」「緑」「青」「赤紫」の6色が規定されていてそれぞれに左の表に書いてある意味を持っています。また安全標識などで安全色を引き立てる対比色として「白」「黒」の2色が規定されています。「白」には通路や整頓の意味があり「黒」には文字、記号、矢印などに使用するほか、黄赤や黄、白色を引き立てる補助色としても使用されます。

では、色の見え方の違いの点から考えてみて、一般的な色覚とは別の色覚を持つ色覚弱者の人たちにもパッと見て分かりやすい標識カラーになっているのでしょうか?

JIS安全色の改正

JIS安全色の改訂

左の表の上段の色が改正前の色で中段の色が改正後の色です。

以前から何度か改訂されていたJIS安全色ですが今回はカラーユニバーサルデザインを採り入れ、色覚弱者の人にとって改正前の紛らわしかった色や区別しにくい色を改正することになりました。例えば赤色の場合だと赤色を認識しにくい人が黒と誤認しやすかった為黄みに寄せたとあり改正前よりも少しオレンジがかっています。

色覚弱者の人たちにも「安全標識に用いて分かりやすいか?」「その色名の色に感じられるか?「相互に見分けやすいか?」という観点で見直され改正後の色となりました。

“たれまく”の安全標識カラーの取り組み

当社ではJIS安全色のマンセル値をCMYKに換算した数値に基づいて横断歩道での交通安全旗パトロール表示幕交通安全電柱幕などの商品にJIS安全色を使っています。

色サンプルや生地サンプルや実際の商品を見てみたいというご要望に応じて商品サンプルもご用意しておりますので、お気軽にお問い合わせください。

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